あらすじ
その日――
“悪虐王”と呼ばれた男は、断頭台の前に跪いていた。
彼の名は、クゥ・リパー・クーリット。
数多の勢力が覇を競い、理想も正義も踏み潰され、すべてが歴史の闇へと沈んでいった時代。
人々は時代に絶望し、抗うこともなく、静かに死んでいった。
だが、その暗黒を――たった一代で終わらせた者がいる。
暴君か。
救世主か。
それとも、ただの怪物か。
“悪虐王”クゥ・リパー・クーリット。
彼は確かに、世界を変えた。
そしてこの物語は、彼の栄光でも、勝利でもなく――
斬首されるその瞬間から始まる。