あらすじ
「日和(ひより)くん。君がため息をつくと、関東地方の降水確率が30%上がるんだ。やめてくれるかな?」
気象庁・特異気象課。
そこは、雨雲ではなく「神の怒り(荒魂)」や「霊的な気圧配置」を観測する日本の空の番人。
新人の日和陸(ひより リク)は、自身の感情がそのまま現地の天候に直結してしまう「お天気雨男」。
彼が落ち込めば土砂降りになり、彼が笑えば台風すら進路を変える。
「あーあ、また低気圧だ。……ほら、特級呪物(高級ドーナツ)あげるから。機嫌直して?」
これは、常に笑顔の腹黒上司・天羽暦(あもう こよみ)に餌付けされながら、メンタルケア一つで日本の空を守る、気弱な新人の業務日誌。