あらすじ
「私がラベンダー・キャンベルの書いた謎に挑んだ結果、こうなることはわかっていた。わかっていたからといって、そのまま受け入れるつもりなんて、これっぽっちもない」
乙女ゲームの悪役令嬢クロエに憑依した私は、物語の法則(コード)に抗うことを決めた。待ち受けるのは、婚約破棄と国外追放という筋書き。しかし、断罪の場で現れたのは、世界の法則すら捻じ曲げる異端の魔術師だった。
プラチナブロンドの銀髪と金色の瞳を持つ魔術師、ゼノス・アルカディア。
彼は私の「物語からの脱出」という目的を知る唯一の共犯者であり、同時に、私を「愛の支配」という名の魔塔に閉じ込めた狂気の支配者だった。
「君の魔力も、心も、すべて私と一つにならなければ、私は再び孤独に陥ってしまう」
ゼノスは、支配的な愛をもって私を屈服させようとする。しかし、その支配は、私の「反抗心」と「孤独からの解放」という依存心を生み、二人の関係は歪んだ絆へと変貌していく。
私たちは歪んだ絆に繋がれたまま、世界をリセットするために、命を懸けた最終戦略を決行する。
これは、「愛の狂気が世界の法則さえも終わらせる」、魔術師と悪役令嬢の愛の物語。
【この世界は、もう私たちを縛れない。さあ、二人で始めよう。】