あらすじ
アフタヌーンティーの席で、
執事のレオンは今日も伯爵令嬢アフィアの所作を見つめている。
アフィアお嬢様は完璧な令嬢になるため、アフタヌーンティーの席でも気を抜かない。
没落しかけた家を支えるため、
彼女は完璧な令嬢を目指して努力を重ねてきた。
その成長を誰よりも近くで感じながら、
レオンが口にするのは、厳しい小言ばかりだ。
それは、甘い想いを隠し通すためだった。
厳しい小言の裏には、言葉にできない想いが隠れている。
言葉にできない想いが、紅茶の湯気に溶けていく――
素直になれない執事と、がんばりすぎるお嬢様。
甘酸っぱくて、少し苦い。
ビターチョコレートのようなお話。