あらすじ
ほんの庶民の一人だったエリスは、ある時自国の衛兵に捕らえられ、強制的にスパイに任命される。仕方なしに受け入れた任務は、「敵国の内部、できるだけ深いところまで潜り込め」というものだった。
なぜ自分が選ばれたのか問いただすと、「あまりにも志願者がいなかったから」ということだった。あまりの理不尽に、衛兵の鉄兜を拳で凹ませるエリスであった。
敵国、ないし王国エルピスにその身一つで連れ飛ばされたエリス。何とか王宮内にまで侵入した彼女が見た景色は異様なものだった。
かなり活きの良い王子、ハルタス。なぜかこいつは、エリスに恋をする。
果てしないビッグ・ラブ、ハイヒールで壁を破壊する女と、哲学書を枕にする男との物語だ。