あらすじ
「好きなものを好きでいて何が悪いんだよ」
小学生時代、ロリータファッションで通学していたせいでいじめられていた戸野目京(とのめみやこ)に、初恋の彼はそう言って励ましてくれた。
京は転校した後も、彼の言葉を大切にし、自分の思う「可愛い」を貫いてきた。
すべては、彼に自分を見つけてもらうために。
「もう一度彼に会いたい」そんな願いを胸に、彼と出会った故郷の高校に進学した京は、相変わらず大好きなロリータファッションを推している。
友人からの情報で、ロリータファッションの店の新作ヘッドドレスを見に行った京だったが、その店で偶然、同級生の西行京介と鉢合わせてしまう。
男子だけどロリータファッションが好きな京介。その理由は京ととても似ているもので——。
「好きなものを好きでいて何が悪い」その気持ちが、小学生時代から時間が止まっていた京の初恋をもう一度動かしていくのだった。