あらすじ

​「もう、私自身の人生を歩いていいんだよね?」 ​12歳から始まった叔父による支配。心に蓋をして泡姫として生きてきた海夏を、絶望の底から救い出したのは、偶然出会ったエリート部長の怜央だった。 ​地獄のようなあの日から二年――。 怜央の支えで始めたコーヒーショップの仕事にも生きがいを見出し、今では店舗の共同オーナーとして忙しい日々を送っている。 ​かつて「汚れた自分には愛される資格なんてない」と震えていた少女は、今、怜央の隣で一歩ずつ、本当の「恋」を積み上げていく。 ​ ​しかし、二人の関係が「結婚」へと向かい始めた時、新たな波風が立ち始める。 ​怜央の両親は、元婚約者の不貞による破談で息子に負い目を感じており、彼が選んだ海夏を温かく迎えようとする。 けれど、海夏が提示した「叔母・喜枝との同居」という条件が、静かな波紋を広げていく。 ​「海夏さんを否定するわけじゃない。けれど、新婚で彼女の叔母と同居なんて…。怜央は小池家の長男なのに…」 同じく将来は同居を願ってた、両親からのもっともな正論。 海夏にとって喜枝は、子供の頃から、地獄の毎日での唯一の救いであり、本当の母親以上の絆がある存在。 一方で怜央は、海夏の過去をすべて飲み込んだ上で、彼女が望む「家族の形」をどう守り抜くのか――。 ​これは、壊れた家族の中で育った二人が、周囲との摩擦を乗り越え、自分たちだけの「真実の家族」を築き上げるまでの愛の軌跡。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2025/12/22
  • 現在の作品君が「幸せ」って呟くまで