あらすじ
白兎(ハクト)は異世界からの転生者。
女神様から与えられた能力は、ただ一つ――不老。
期待に胸を膨らませて転生したが、目を覚ますとそこは森の中。
しかも体は、真っ白で真っ赤な目をした子兎だった。
戦えない。
成長しない。
人の言葉も話せない。
そんな子兎を拾ったのは、冒険者を夢見る心優しい農家の少年。
「ぴょん」と名付けられ、家族の一員として迎えられる。
何もできないぴょんは、それでも恩返しをしたい一心で、
毎日こっそり魔法の練習を始める。
ぴょん、ぴょん、と跳ねながら。
少しずつ、少しずつ。
やがてその小さな魔法は、
少年の夢と村の平和を守る力になっていく――。