あらすじ

【 あらすじ 】 令和七年八月十六日。夏。 オレが扉を開けたら、そこは。 昭和廿年八月十六日。夏。 うん、タイムトラベルしたよ。オレ。 原因は不明で終戦直後にいる。 まあ、そこは良いよ。 良くないけど良いとするよ。 特に言いたいのは。 ここには、ダンジョンがある。 ↑ これ。ここなんだ。 太平洋戦争でアメリカにボロ負けした日本に世界でも七カ国にしかないという。 ダンジョンがあったんだ。 いや、違う。 オレの、もといた世界にはなかったよ? ダンジョンなんてさ。 この日本では〝特環〟と呼ばれるその場所に入れるのは、その国で生まれ育った者のなかの一パーセントくらいいる耐性のある者だけ。 外国人や耐性のない者はダンジョンに弾かれる。 そんな場所。 入り続けると〝技能〟という異能が生える。 そんな場所。 ダンジョンに入ってオレに生えた技能は二つ。 この世の中すべてを見通す〝みル〟 使っている間は時間も、止まる。 それともうひとつは、 この世の全ての物や事の性質と状態を変化させる〝カエる〟 チートだよね。 無双できそう。 そう思うよね? でも考えて。 たとえば、ダンジョンに入ってお金が儲かるとして、なにに使う? ないんだ。 いまの日本には物が。ご飯さえも。 たとえばダンジョンで活躍して、ちやほや褒められたとして。 女の子とキャッキャウフフできる? いないんだ。 いまの日本には、そんな頭とかお尻のポップな娘は。 いまの日本には、ガチ公娼いるし。 どの女の子もね。 口を開けば、悲しい過去とか辛い現実とかを話すのよ。 終戦直後の昭和はエレジーなのさ。 そんな激動の時代の最中へ、いきなり放り込まれたオレ。 どうなってしまうんでしょうね。 いやはや。はてさて。 昭和の中の令和のオレの 明日はどっちだ?

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カクヨム
カクヨム2025/12/21
  • 現在の作品戦後元年 東京ダンジョン∇1