あらすじ
地上の大半が黒い雲に閉ざされ、「吸血種」と呼ばれる者と人間が共存している常闇の世界。
母親から吸血種への売血を強要されていた花菜(はな)は、家を逃げ出し、幼馴染の駿(しゅん)に助けを求めた。
十年ぶりに再会する二人。
だが、かつて両親を吸血種に殺された駿は、「狼」―—吸血種を葬り去る者になっていた。
駿への想いが募る花菜と、彼女の想いを知りながら「兄」として接する駿。二人は共に暮らすことになったが……。
暗い底にゆっくりと沈みながら、幸せに手を伸ばす二人のお話。
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