あらすじ
暴力的な家庭で育った少年・一色楓は、感情を理解できず他人を傷つけることでしか自分を保てなかった。
そんな彼が唯一心を動かされたのは、クラスで孤立し腕に無数の傷を刻む少女・早坂スミレ。
彼女の憂いを帯びた瞳に惹かれ、初めて「好き」という感情を知る。
互いの傷を認め合い、優しさと愛を少しずつ育んでいく二人だったが、家族の事情で引き離される。
再び巡り会う約束を交わした矢先、スミレは突然命を絶ってしまう。
数年後、届いた彼女の遺書と動画に記された本心——
「愛してる」は呪いとなり、楓の心を永遠に縛る。
愛した相手を失った男が、死ぬまで背負うことになる深い傷と後悔の物語。