あらすじ
幕末の神奈川・横濵。
開国開港を求める黒船ペリー艦隊が二度目の来航を果たし、日本の鎖国は終わった。
見たこともない西洋の文化と、新しい時代の到来だ。
右往左往する横濵村の人々だったが、その喧騒をよそに呑気なのは村の総鎮守である弁天ちゃん。
港が開かれると、各国の異人さんがやって来る。
商機を求めて日本全国から集まる人々。造り変えられていく町。
暮らしていた寺が黒船に関わることになったり、外国人墓地になったり。
弁天ちゃんは物珍しさに興味津々だけど、お供の宇賀くんは渋い顔。
日の本の神仏が、持ち込まれた異国の文物にはしゃぐ!
変わりゆく町を歩く!
そして人々は暮らしてゆく!
そんな感じのお話です。
※史実をベースにしておりますが、主役が弁財天な時点でファンタジーです。
※歴史上の人物も登場しますが、性格や人間性については創作上のものであり、ご本人とは無関係です。
※当時の神道・仏教・政治に関してはあやふやな描写に終始します。制度的なことを主役が気にしていないからです。
※資料の少なさ・散逸・矛盾により史実が不明な事柄もありますが、創作物としてある程度決めつけさせていただきました。
※神仏の皆さま、関係者の皆さまには伏してお詫びを申し上げます。
参考文献
「幕末・明治の横浜 西洋文化事始め」
斎藤 多喜夫 明石書店 2017年
「横濱元町古今史点描」
大澤 秀人 著 横濱元町古今史編纂委員会 編 横浜元町資料館(元町自治運営会内) 発行 2008年
「ペルリ提督日本遠征記」
マシュー・ペリー 1856年 鈴木周作 抄訳
「横浜開港庶民録」
小寺 篤 平成三年 よこはまかわを考える会
「横浜もののはじめ考 第3版」
2010年 横浜開港資料館
「絵地図・浮世絵にみる 開港場・横浜の風景」
2009年 横浜市歴史博物館
「ヨコハマ洋食文化事始め」
草間俊郎 平成11年 雄山閣出版
「元町古今史点描」
吉田民蔵 編 昭和55年 非売品
「絵とき横浜ものがたり」
宮野力哉 平成13年 東京堂出版
「横浜英仏駐屯軍と外国人居留地」
横浜対外関係史研究会・横浜開港資料館 編 1999年 東京堂出版
「よこはま人物伝-歴史を彩った50人」 横浜開港資料館 編 1995年 神奈川新聞社