あらすじ
通り魔に刺されて死んだはずの俺が転生したのは、よりによって「影」だった。 しかも宿主は、毒を盛られて余命わずかの幼い公爵令嬢・セレナ。
放っておけば彼女と一緒に消滅する運命。 生き残るために俺が選んだのは、彼女に盛られた「毒」を喰らうことだった。
「レベルが上がりました。【影の大精霊:幼体】へ進化しました」
毒を喰らい、悪意を噛み砕くたびに、俺は強大になっていく。 衰弱していたセレナは、俺が毒を掃除するたびに「私、健康になっちゃった!」と無邪気に喜び、なぜか魔力も爆増。 ついには、天才魔導師(執事)に「呪いの残滓(ゴミ)」だと怪しまれながらも、セレナと一緒に最高峰の魔法学院へ入学することに……。
「私、あなたと一緒に冒険に出るのが夢なの」
そう言って笑うセレナ。 いいだろう。君を傷つけるすべての「悪意」は、俺が裏で美味しくいただいてやる。
これは、最強の影に成り上がった俺が、無自覚天才少女を学園の闇から守り抜く、影の英雄譚。