あらすじ
とある事情で城に引きこもっていたエルフの公子コレーは、ある日、手紙で親交のあった魔女がカフェを開くという情報を入手する。
「いま行かなければ、いつ行くのだ!」ということで、しゃべる猫ちゃんみたいな生き物ペルとともに、初めて自分の意思で城から出てきたが、久しぶりの外の世界はコレーが覚えている世界とはまるで違っていて――?
これではいい年して、ひとりでカフェに入ることもできない!
ということは、ひとりでなければカフェに入れる!?
そんなこんなでエルフにあるまじき強メンタル&強フィジカルなコレーは、行き当たりばったりで様々な問題をクリアしながら、様々なゲストとともに、様々なマスターと出会い、様々なカフェを渡り歩いていくのであった。
「ペル、おなかはすいてないか」
「すいてないよ」
「ペル、外に出てよかったぞ」
「よかったね」
これはカフェを愛しカフェに愛されたエルフの公子と、それを生温く見守る猫ちゃんみたいな生き物と、ちょっとした世界の秘密のお話。ほのぼのコメディとしんみりエピソードのブレンドコーヒーに、なんちゃってミステリーのミルクを添えて。