あらすじ
人と鬼、そして多種族が共存する火の国。
警備隊の見習いとして生きる少年・常闇月兎(とこやみつきと)は、力も立場も持たない、ただ善良なだけの存在だった。
鬼の血を引く少女へのささやかな手助け。
それが「悪を助けた裏切り」と断じられ、月兎は仲間から暴力を受け、やがて命を狙われる。
満身創痍の中で倒れた月兎を救ったのは、
霧に包まれた街を治める鬼妃・ユキヨ(ゆきよ)だった。
彼女の血を与えられた瞬間、月兎は“覚醒”する。
圧倒的な力。
だがそれは、守るための力か、殺すための力か――。
追われる身となった月兎は、
同じく居場所を失った仲間たちと旅に出る。
幽体、混剛隊、そして創造主の影。
「その行動は、善か悪か?」
鬼の血を宿した少年が、
世界に問い続ける和風ダークファンタジー。