あらすじ
一部の適性のある人間だけが使える「五行術(魔法)」が国を支え、「錬丹術(科学)」が”禁忌”とされている国で、
錬丹術師である遼星(リャオシン)は、宮廷で”ある理由”から冷遇されている皇子、――志翠(シスイ)に、錬丹術師であることを見抜かれてしまう。
錬丹術師であることを黙認する代わりに、志翠が求めたのは、宮廷で起きている”五行術(魔法)では説明がつかない事件”の解決だった。
「この事件には五行術以外の何かが働いている気がする。別の視点が必要だ。だから錬丹術が使えるお前に協力してほしい」
この国では錬丹術を使うことはそれだけで罪。下手すれば極刑だ。
拒否権などあるわけもなく、遼星は志翠への協力を了承する。
だが、渋々頷いたその陰で遼星の目が鋭く光ったことに誰も気付かなかった。
「こんなに上手くいくとは思わなかった」
実は遼星にもまた、四年前に宮廷の奥深くで行方不明になった『師匠を探す』という目的があった。
志翠の申し出によって思いがけず宮廷への足がかりを得た遼星は『事件の調査』を隠れ蓑に『師匠探し』を実行する。
そして、志翠の方にも遼星を宮廷に招き入れたのには何か目的があるようだった。
”四年前に何があった?”
やがて遼星は四年前に起きた『師匠の失踪』と『先代皇帝の”事故”』の謎に深く足を踏み入れていくことになる――。
『魔法』がある世界で『科学』の知識で事件を解いていく、中華っぽい異世界のファンタジー小説です。
※本格ミステリーというより、ライトな謎解き要素ありのエンタメ小説です。
※ブロマンス要素を含みます。
※中華要素については勉強中。あくまで中華っぽい異世界のファンタジー小説と思っていただけると大変助かります。