あらすじ
街から少し離れた橋の下。
高校生の俊樹は、仲間と酒を飲みながら夜を潰していた。
そこで出会ったのは、説教も同情もしない、風変わりなホームレスの老人だった。
夢の話を軽く交わし、酔った勢いで踊ったダンスを、老人は心から楽しそうに褒める。
それをきっかけに、俊樹は橋の下で再び踊るようになる。
酒の代わりにラムネを飲み、手拍子に背中を押されながら、忘れていた感覚が少しずつ戻っていく。
そんなある日、老人が持ってきた一枚のチラシが、俊樹の前に差し出される。
それは、ダンス大会の案内だった。
夢を押しつけられることなく、ただ選択肢だけを渡されて――
少年は、自分の足で未来へ踏み出していく。