あらすじ
かつて、世界の罪を量り、裁きを下していた魔女がいた。
人々は彼女を――天秤の魔女と呼んだ。
今、その魔女は裁きを捨て、
魔法都市の外れにある不思議な路地
ヴェルディエ横丁で、ひっそりと雑貨屋を営んでいる。
店の名は、
夢と魔法を扱う雑貨店「マキ」。
この店に辿り着けるのは、
人生に迷い、何かを失い、
それでも「選ばなければならない者」だけ。
叶えられる願いは、必ずしも幸福とは限らない。
魔法には代償があり、
救済と破滅は、いつも隣り合わせだからだ。
裁きをやめたはずの魔女は、
今日もまた、人の選択を見届ける。
これは――
裁かないと決めた魔女が、
それでも選ばせてしまう物語。
一話完結のオムニバス形式で描く、
静かで少し残酷な、魔法と選択の物語。