あらすじ
その異世界は、文明の終着点だった。
空を舞うのは吸入しただけで肺を腐らせる胞子、川を流れるのは致死毒のヘドロ、土には寄生虫がひしめく……生存可能指数「ゼロ」の過酷な世界。そこに、なんの力も持たない青年・シュウが放り出される。
彼が唯一持っていたのは、奇妙な**【環境改善型ログインボーナス】**だった。
初日のボーナスは『除菌ウェットティッシュ』。だがそれは、触れるだけで災厄を払う伝説の浄化具となった。7日目は『苗床付きの家庭菜園キット』、それは呪われた不毛の地を楽園に変える聖遺物。
最初はたった数メートルのテント内を「無菌の聖域」にするのが精一杯だったが、次第に報酬は豪華さを増していく。
『自動土木建機』『有害物質分解ドローン』『大気清浄タワーの設計図』――。
汚泥にまみれた難民たちを救い、ゴミの山を開拓して「無洗米の食べられる清潔な街」を作り上げたシュウは、いつしか『開拓神』と崇められ始める。
これは、毒に汚れた絶望の世界を、現代日本の圧倒的クリーンとQOLで上書きしていく、究極の環境改善ファンタジー!