あらすじ
侯爵令嬢チェリエ・マーキュリーは、婚約者である第一王子のレイスから婚約破棄を言い渡された瞬間、
ここがかつて前世でプレイしていた乙女ゲーム『花継ぎの乙女』の世界で、
しかも自分が悪役令嬢であることを思い出した。
「お前のような冷たい女より、リリーのように明るく朗らかな女のほうがいい」
レイスから冷たく告げられ前世の記憶を取り戻したチェリエは、同時にかつて自分が恋愛に置いて何一つうまくいかなかったことも蘇る。
(誰かを好きになっても、結局すれ違って悲しい思いをするなら。誰も好きにならないほうがいい)
そんなチェリエに優しく寄り添ってきたのが、大国トリギアの王子サリュートだった。
ずっとチェリエのことが好きだったと告白するサリュートは、チェリエの心の傷を癒しながら、彼女に優しく寄り添おうとする。
「たとえ伴侶としてでなくても。良き友人として、良き仕事のパートナーとして。そばに居続けてほしい」
サリュートの優しさに絆されながらも、彼の良き友人、そして良きパートナーとして自立した女性になろうと努力するチェリエ。
しかし、そんなチェリエからサリュートを奪おうと、正ヒロインであるリリーが策略を巡らせる。
サリュートは実はこのゲームの隠し攻略キャラで、人気ナンバーワンキャラだったのだ。
これは、正ヒロインの策略を交わしながら悪役令嬢が自立した女性を目指し、
そして過去の恋愛のトラウマを癒していく、じれじれラブストーリー。