あらすじ

眠った人が、朝になっても起きない。 それだけなら事故だ。けれど“いなくなる”。部屋も、写真も、戸籍も、最初から存在しなかったみたいに——ただ、周囲の記憶だけが刺のように残る。 区役所の片隅にある非公式窓口「夢葬相談室」。そこに集まるのは、警察にも病院にも取り合ってもらえなかった“消失”の遺族と、消えた本人の断片だ。 相談員の沖田静(おきた・しず)は、毎回、報告書を書いて終わらせる。終わらせるしかない。 だがある日、静のもとへ届いた一通の匿名メールが、すべてを反転させる。 ——「次に消えるのは、あなたです」 これは、眠りに寄生する怪異を“記録”で追い詰めた、18本の証言と資料の物語。

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カクヨム
カクヨム2025/12/21
  • 現在の作品夢葬(ゆめそう)相談室――眠ったまま消える人々の記録