あらすじ
32世紀。
地上から2000〜7000m程、離れた空中。
朧雲《おぼろぐも》、まだら雲、ひつじ雲、むら雲に乗った、種々の神さま達が真っ赤な顔で頬を膨らましている。無論、わたしもその中の1人なのだが、如何《いかん》せん、そろそろ酸素が欲しい。欲しいが今、息を吸ってしまうと右隣のうろこ雲に乗った消しゴムの神に負けてしまう。それだけは避けたい。あいつはいつも、わたしに向かって消しゴムの切れ端を投げて、やいペットボトルの空っぽ野郎、とバカにする。今度はわたしが、あいつに一泡吹かせてやりたい。
(本文より抜粋)
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