あらすじ
仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の8つの文字が書かれた水晶の玉を持つ8人の犬士たちが、数奇な運命に導かれて結集し、里見家の危機を救うという「南総里見八犬伝」の物語。
物語の後、八犬士たちは仙人になって天に昇り、8つの文字が浮かんだ玉も普通の玉に戻った。だが、ひとたび里見家の危機が訪れれば、文字は再び浮かび上がり、そしてその玉に呼び起こされた八犬士もこの世に甦って里見家を救う……はずだった。
里見家の血を引く5歳の女の子、剣崎里美は、親がうっかり目を離した間に、母親が継承する八犬士の伝説の玉に油性マジックで自分の名前を書いてしまう。
その文字がきっかけで伝説の玉は再び輝きを取り戻し、持ち主である八犬士の元に飛び散っていった。そして、その玉に呼び起こされて犬士たちもこの世に復活し、十二年の時を経て、里美の十七歳の誕生日に再び結集する。
しかし彼らが持つ玉に書かれているのは、本来の「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の8文字ではなく、5歳の時の里美が書いた下手くそな「つ・る・ぎ・さ・き・さ・と・み」の文字だ。
そんな文字で無理矢理に甦らされたせいか、八犬士たちもどこかパッとしない。
そして唐突に始まる、里美と冴えない八人の男たちの一つ屋根の下での共同生活。
この奇妙な暮らしに、果たして運命の恋だとか素敵なラブロマンスが生まれる可能性はあるのか!?ないのか!?