あらすじ

文学部は、私たち二人だけだった。 人と距離を置き、恋愛を避けて生きてきた彼女にとって、内気で本好きな彼は唯一の“友達”であり、唯一の“世界”だった。 やがて彼がクリスマス前に「誰かに告白しようとしている」気配を察した瞬間、彼女の中で言葉にならない感情が暴走する。 恋だと知らないまま、彼を部室に閉じ込め、壊れるほど求め、確かめ、繋ぎ止める――。 これは、未来の彼女が綴るノート。 鍵の音から始まった五日間の記録は、最後のクリスマス当日、ある“静かな幸福”へと結びつく。 そして彼女はページを閉じながら思う。 「あの時、動いてよかった」と。 ただし次は――鍵ではなく、言葉で。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/12/20
  • 現在の作品文学部で彼を閉じ込めた、クリスマスまでの五日間