あらすじ
馬鹿正直と優しい噓はどちらが正しいのかという問いに、わたしは『どちらも、賢い正直と酷い噓よりはマシ』と答えるだろう。質問の答えにはどう考えても相応しくない回答ではあるが、『馬鹿正直と優しい噓はどちらが正しい?』という問いのほうがどう考えてもおかしいので、それに合わせてあげただけだ。大体、わたしに質問をしてくるという時点でソイツはただの敵だ。質問という名の攻撃を、見逃してあげるほどわたしも愚かではない。慈悲なんて持ち合わせていないのだ。たとえ持ち合わせていたとしても、それをお前らに発揮することなんてないのだけれど。