あらすじ
「空を瓶に詰めて売る商人がいる」
そんな噂を聞き、派手なマントをまとった旅鳥レコルと、冷静な相棒ジールは市場へ向かう。
瓶に閉じ込められていたのは、ただの空ではなかった。
それは、誰かが見上げ、忘れてしまった“想い”の欠片だった。
空に触れたことで、レコルの中に曖昧な記憶がよみがえる。
思い出せない誰か。
果たされなかった約束。
旅の途中で出会う、陽気な歌い手と無口な相棒。
四羽の旅は、やがて「世界のてっぺんに届く塔」へと導かれていく。
その塔は、登る者を選ぶという。
試されるのは力ではなく、“心”。
空と記憶、出会いと別れ。
風に導かれた旅の果てに、彼らがたどり着く“空”とは──。
これは、
失われた空を探す物語であり、
誰かの想いを運ぶ商隊譚。
(※世界観はファンタジーですが、派手な戦闘や魔法はなく、旅と心情描写を中心にした物語です。)