あらすじ
ディーナは婚約者ボニートに愛想を尽かしていた。
そして近いうちに婚約の解消を申し出ようとしていたディーナだったが……。
「ディーナ・ディ・ランツェッタ! お前との婚約を破棄する!」
ボニートがそんなことを言い出し、おまけにディーナが別の女子生徒を虐めているなどという冤罪まで吹っ掛ける始末。
だが、ディーナには一切焦りがなかった。
元々彼の家が望んだ政略的な婚約。
おまけにディーナは日頃の行いも、周囲からの評価も高く、後ろ盾も多くあったのだ。
更に、ディーナが罵詈雑言を浴びせるボニートを冷静に相手していると
「そこまでだ」
公爵子息であるリナードまでもがディーナの味方として現れる。
ディーナは思った。
……どう考えても分が悪いと思うのだけれど。
――それが分からないのかしら?