あらすじ

十九歳の高塔秘(たかとう・ひそか)は大学の人間関係躓いて飛び出し、転倒した自転車の車輪の下で雨に濡れていた。中一で家出した美少年の密流(みつる)が傘で覗く。密流が旅へと誘い、地下鉄時計城線に流れ込んだ。密流は新しい苗字を求めていた。 行先は『**城』、支払いは密流のゴールドパス、不思議な空間を高塔はことわりきれずに流されてしまう。車内販売員に無理矢理飲まされて夢に落とされた高塔は月や火星への夢を語る。降りた駅で飲食店を探していた所を女給に呼ばれる。猫の人外の焔灼(ほむら・しゃく)だった。二人は地下牢で果物を放り投げられて食べろと命じられる。密流は食べたとの嘘を高塔はことわりきれずに食べてしまった。吐き出してみると六角ボルトだ。脱獄に成功すると性別を越えてお互いを大切な相手だと思い、口づけをした。ゴールドパスを四枚揃えるとスーパーゴールドパスとなり特別な力を発揮する。 天守閣に運ばれる。時の方の下僕で月は月読(つくよみ)だった。時の方は時計城の城主で、黒い靄から赤き酒を造り、いつまでも老いずにいた。姿は月読の作る虹色のホログラムだ。密流はリゾート地で神原来世(かんばら・らいせ)からパスを受け取っていた。想い出の中で高塔の愛犬佐祐(さすけ)と神原の愛犬姫(ひめ)と渚で仲良くなった。神原は近くに暮らす猫のいる彼氏の家に泊まっていた。金色の杖が時の方から離れたとき、ホログラムが立てなくなった。この首にかかっていたパスを手に入れた。焔を杖が猫二匹のホムラとシャクにした。神原の彼氏の猫のようだ。過去に神原は彼の裏切りで海に命を投げる所を天に救われた。高塔は過去の自分自身が中一のときパスを得た。 天守閣が開き薔薇の花道が出たので二人で月まで漕いだ。月へ着くと通過駅の一つだと知った。火星へ旅立つ途中にイグザスが立ちはだかり、密流は未来の高塔と神原の子だと告げる。火星に平安時代の建物があり行先は『火星城』だと知る。火星で池からパスの四枚目を見付ける。高塔はことわりきれない自分に決断をする。言葉に親の躾の厳しさが抜けた。密流には高塔の苗字をすすめる。幸せ探しのゴールドパスを四枚揃えるとうさぎの車が迎えにきた。半強制的に地球に帰還することとなる。 自転車の前に高塔が立った。密流を捜しに青い傘が転がって行く先をみると神原が現れた。縁を感じ、密流の苗字は高塔になる予感がした。

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小説を読もう2025/12/20
  • 現在の作品ことわりきれない時計城 〈Boku Love = BL〉