あらすじ
「貴女の仕事は二つ。公爵令嬢マリア様の身代わりになること。そして夜は――私の『玩具』になることよ」
かつての名家、ベルンシュタイン子爵家の令嬢アリアは、極貧だった。 両親は蒸発し、残されたのはボケた元剣聖の祖父と、山のような借金。 王立学園に入学して家を継ぐため、アリアは日夜「鉄喰い熊」を素手で殴り倒すバイトに明け暮れていたが、税金で稼ぎは消える日々。
そんなある日、アリアは「高額報酬の住み込みメイド」という甘い言葉に釣られ、怪しげな屋敷へ連れて行かれる。 そこで待っていたのは、魔道具による拘束と、仮面の男による屈辱的な尋問だった。 しかし、その窮地でアリアが見せたのは、恐怖ではなく――隠されていた「被虐(M)の才能」と、規格外の「魔力」だった。
彼女を買ったのは、ローズマリー。 表向きは公爵令嬢付きのメイド長だが、その正体は公爵家を裏で支配し、産業革命によって国を富国強兵へと導く天才策士(そしてドS)だった。 アリアは借金を肩代わりしてもらう条件として、病弱な公爵令嬢「マリア」の影武者となる契約を結ぶ。
昼は、学園で深窓の令嬢を演じつつ、襲い来る暗殺者や魔物を(物理で)返り討ち。 夜は、ストレスの溜まったご主人様・ローズマリーの「お仕置き」を受け止める、忠実な「犬」へ。
凸凹な二人の主従関係は、やがて国を揺るがす帝国との戦争、そして世界の富を巡る巨大なマネーゲームへと巻き込まれていく。
「勘違いしないで。貴女は私の所有物よ。勝手に死ぬことは許さないわ」 「はい! 本日も誠心誠意、ご主人様の盾(サンドバッグ)になります! ……ところで残業代は出ますか?」
金のためならプライドも捨てる「無自覚最強の貧乏令嬢」× 目的のためなら手段を選ばない「冷徹ドSなメイド」。
最強の共依存カップルが織りなす、革命と性癖のハイファンタジー、ここに開幕!