あらすじ
ダンジョンが日常になった現代。底辺探索者の俺に宿った固有スキル《群衆加護》は――“見られるほど強くなる”。
同接が少ないと一般人同然だが、配信の視聴者が増えれば攻防が指数関数で跳ね上がり、数万同接で災害級のボスすら雑魚になる。
ネタ目的で始めた初配信で、たまたま大事故の現場に遭遇。救助の瞬間が切り抜かれて拡散し、登録者も同接も爆増――強くなればなるほど伸び、伸びるほど強くなる“無限ループ”に突入する。
だが、この力の弱点は致命的だった。同接が落ちた瞬間、強化は数秒で剥がれ落ちる。
熱狂を維持できなければ死ぬ。炎上すら武器にしながら、俺は配信の数字に命を賭け、ダンジョン最深部の災厄へ挑む。