あらすじ

「戦えないお前は、ただの重荷なんだよ」 勇者パーティの荷物持ちとして、10年間酷使されてきたカイル。彼は追放の際、自分が持っていた唯一のスキル『総量調整(インベントリ・バランス)』を解除する。 それは、彼がパーティ全員の「装備の重さ」や「空気の抵抗」を肩代わりし、ゼロにしていた魔法だった。 カイルが去った瞬間、元パーティは自分の鎧の重さに耐えきれず地面に沈み、歩くことすら不可能になる。 一方でカイルは、自分に溜め込んだ「数トン分の質量」を攻撃へと転用する術に気づく。 「これ、ただの石ころを投げても隕石並みの威力になるんじゃ……?」 無自覚な重力操作で、カイルは前人未到の空中ダンジョンを攻略。 現代知識の「物理法則」を魔法に応用し、快適な空中浮遊都市を築き上げるカイルの元に、世界の聖女や姫たちが「安全な場所」を求めて押し寄せる。 その頃、地面を這いずり回りながら、かつての仲間たちが泣き叫ぶ。 「重い……助けてくれ、カイル……!」 「悪いな、俺のインベントリはもう、可愛い女の子たちの荷物でいっぱいなんだ」

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カクヨム
カクヨム2025/12/20
  • 現在の作品追放された『荷物持ち』、実は世界の『質量』を管理していた〜俺が抜けて重力崩壊した元パーティが地這いつくばる横で、俺は空飛ぶ空中要塞を建てる〜