あらすじ

テオドラ・ラノビアは思いだした。ここがかつて読んだ小説の世界であり、5年後、自らの婚約者でもあるカイル王子により、宰相の父ともども自分が処刑されてしまうということを。 父親が犯した王族弑逆の過去はいまさら変えられず、このままでは死が待つのみ。 「だったら、これから5年間でカイルを助けつづけ、媚を売り、恩を売り、わたしの命だけは見逃してもらえるよう交渉するしかないわ」 しかし、彼女は王族と対立している宰相の娘。王族の領域となる王宮では、婚約者である王子はもちろん、信用できるものも、手を差し伸べてくれるものもいない。 政治権力をめぐる争い、暗殺、陰謀 、扇子の下の化かし合い。さまざまな思惑と欲望と嘘が渦巻く場所で、少女はたったひとり、自分の未来のために立ち上がる――。

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小説を読もう2024/11/29
  • 現在の作品宰相の娘