あらすじ
父が残した5000万の借金と、難病の妹の入院費を稼ぐために灰色の青春を送る高校二年生の七宮風斗(ななみや ふうと)。政府公認・推奨の換金可能VRMMO『GOE(god of enfield)』で破滅したことが父の借金の原因であり、風斗は地道にポーションを錬成して家計の足しにする程度の地味な稼ぎ方に徹していた。
しかし偶然にもゲーム内最高レアリティ『神殺し』の剣を手に入れ、彼の眠っていた欲望は刺激される。
「これさえあれば、借金を帳消しにして妹にも普通の青春を送らせてやれるのでは?」
クエスト攻略に乗り出す攻略組になるため、初期投資で1500万円の借金を追加した風斗は、まずは一か月でこの1500万円を返済することを迫られる。スタート地点は最底辺だが、あとは上がっていくだけ。
集った仲間たちは、正義の味方ロールプレイにハマるヒーロー気取りのお嬢様、筋肉バカのガチヒーラー、初心者幼女(?)の魔法使い。みんな心配になるほどのお人よしだけど……。
お金がらみの汚い欲望渦巻くこのゲームを楽しみながら、借金を返済するなんて果たして可能なのか?
理不尽な現実に抗いながら、風斗は折れない。
妹のため、そして自らの運命を変えるため、失った青春のため。
―これは、借金まみれの少年が「神を殺して」世界を救うまでの物語。