あらすじ

時は江戸。 異国の宗教も祝祭もまだ人々の暮らしには届いていない頃。 しかし年の瀬、最も夜が深く静まる一夜だけ、 子供たちの間で密かに囁かれる存在があった。 その名は――ふろしき童子。 若草色のふろしきを肩に掛け、 ほっかむりで顔を隠したその者は、 人々が眠りについた深夜、音もなく町を巡り、 “本当に必要なもの”を子供たちの枕元に置いていくという。 それは玩具とは限らず、 時に小さな願い、 時に失われた心のかけら… これは、 名もなき優しさが江戸の聖夜を歩く、 静かで温かなファンタジー物語。 登場人物 ■ふろしき童子 年齢も素性も不明。 人か、妖か、それとも―― ただ一つ確かなのは「子供の泣き声に導かれる」存在であること。 ■新之助 町廻り同心見習い。 ふろしき童子の噂を迷信として調べ始めるが、 次第に“理では測れぬもの”に触れていく。

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カクヨム
カクヨム2025/12/20
  • 現在の作品ふろしき童子 ―江戸聖夜綺譚―