あらすじ

これは、普通の連載小説です。 少なくとも、最初はそう見えます。 主人公は、役所から回ってきた「廃棄予定の記録」を読むだけの男。 そこに書かれているのは、会議の記録や出来事の羅列。 誰かが間違えたわけでも、事件が起きたわけでもありません。 ただ一つだけ、奇妙な点があります。 この記録には、「何も起こらなかった瞬間」が、わざわざ書き残されているのです。 そして、物語が進むにつれて、読者は気づき始めます。 この小説は、登場人物だけを描いているのではない。 読んでいる“自分自身の選択”も、静かに記録しているのだと。 コメントするか、しないか。 星を押すか、黙って閉じるか。 そのすべてが、物語の外にあるはずなのに――。 この物語は、 最後まで何もしなかった人のために、書かれています。

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カクヨム
カクヨム2025/12/20
  • 現在の作品この小説は、途中で“読む人間”を選びます