あらすじ
氷に閉ざされた村で生まれた少年アクシュ。
彼と同じ夜、同じ息で生まれたのは、一頭の黒馬――メグ。
二つの魂は共に育ち、共に走り、世界の果てを夢見ていた。
しかし、ある日すべては凍りつく。
氷の湖に沈み、四百年以上の眠りの末、少年は目覚める。
世界は滅び、村は廃墟となり――
そして彼の脚は、二度と動かなかった。
歩けない少年と、彼のすべてを支える一頭の馬。
ゾンビが徘徊する終末の氷原で、二人は“一つの存在”として生き抜いていく。
これは、失われた脚の物語ではない。
これは、失われなかった絆の物語だ。