あらすじ
「霧間《きりま》さん。本日をもって解雇です。明日から来なくていいです」
魔術師病患者を鎮圧する国家組織『STAD』。
万年平隊員として勤続十四年の僕は、
新任の臨時局長である十五歳の天才少女・神無透佳《かみなしとうか》から、無情にもリストラ宣告を受けた。
冷徹で、鉄錆のような威圧感を纏う彼女にとって、
無能力でドジな僕は不要なゴミだったらしい。
僕は傷心のまま、妻の夢だった喫茶店『霧間珈琲』を開業し、
引き続き、行方不明の家族を探すことにした。
――そして三日後。
喫茶店へある人が現れた。
「パパ、一生を捧げて幸せにするって――言ってましたよね?」
「……はい?」
そこにいたのは、僕をクビにしたはずの神無局長。
しかも、あの冷徹さはどこへやら。
目はハートマーク、僕の匂いを嗅ぎまくり、いきなり抱き着いてくる始末。
彼女の正体は、十四年前に行方不明になった僕の愛娘・悠卯乃《ゆうの》だった。
こうして始まった、最強娘との同居生活。
平和な喫茶店経営を目指す僕だったが、なぜか次々とトラブルが舞い込んでくる。
――けどまあ、力を抑える理由もなくなったし、もう自然体でも良いよね?
一方、娘は娘で――。
「あの野郎……こほん、ママの思い出を全部忘れさせるくらい、パパと最強の思い出を作るんだから!」
表の顔は、お嬢様学校に通う完璧な女生徒。
裏の顔は、パパへの愛が重すぎて、僕に近づく異性(と敵)を秘密裏に排除する、世界最強のヤンデレ娘。
無自覚に最強の元職員(パパ)と、愛が重すぎる元局長(娘)。
二人のすれ違いが、崩壊した燈響都《トウキョウト》を揺るがしていく、ファミリー系バディアクション。
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※公募作品のため、面白さを優先し、公開後のストーリーに変更が生じた際は、近況ノートにてお知らせ予定