あらすじ
「私を抱いて、みませんか?」
後輩女子・一ノ瀬 七海(いちのせ ななみ)が放ったその言葉。
広すぎる部屋と空白の時間を持て余していた私――桐島 遥(きりしま はるか)は、先輩と後輩という立場を越え、そのまま彼女と一夜を過ごす。
触れ合う体温に戸惑いながらも、七海ちゃんの静かで不器用なやさしさは、仕事では見せない素顔のまま、私の心の奥へと入り込んでくる。
気づけば、帰る場所や生活のリズムにまで、彼女の存在が自然に溶け込み始めていて――。
これは、職場の後輩との間で、身体で始まった関係が、日常、そして心へと、ゆっくり深くほどけていく物語。