あらすじ

吹雪の夜、空をさまよっていたハーピィの少女・ツバサは、 凍傷で翼が動かなくなり、巨大な木の上に建つ不思議なホテルへと不時着する。 ――ホテル「とまりぎ」。 そこは、 お金の代わりに「悩み」や「未練」を支払いとして受け取る宿だった。 支配人を名乗る女性・レミは、 優しく、どこか人ならざる雰囲気をまとい、 ツバサを始めとしたお客様にこう告げる。 「大丈夫ですよ。“希望”はあります」 母を探すために旅を続けていたツバサは、 翼が癒えるまでの間、ホテルで働くことになる。 やがて「とまりぎ」には、 様々な"飛び立てずにいる者達"が訪れる。 彼らの悩みを聞き、 言葉を交わし、 時に別れを見送りながら、 ツバサはこのホテルの秘密に少しずつ気づいていく。 そして―― 母を探していたはずの旅は、 いつしか「自分自身と向き合う旅」へと姿を変えていく。 空を飛ぶための翼は、 ただの羽ではない。 それは、 前へ進むための勇気であり、 誰かを想い続ける心であり、 別れを越えて生きていくための“つばさ”。 ――またいつか。 ホテル「とまりぎ」で、会いましょう。

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小説を読もう2025/12/20
  • 現在の作品つばさ ~ホテル「とまりぎ」でまた会いましょう~