あらすじ
セフレ関係にある人気配信者・早瀬真由から、「二十歳になっても彼氏ができたことのない処女の妹に、男のことを教えてほしい」と頼まれた町田勘次。
真由の妹・澄恋は、写真で見る限りは冴えない喪女で、恋愛経験ゼロの地味な女――それが勘次の認識だった。真由から「上手くいったら何でもしてあげる」と甘い条件を提示され、軽い気持ちで引き受ける勘次。どうせ面倒な女だろうと高を括りつつ、他ではできないプレイを楽しもうとすら考えていた。
しかし、澄恋が通う大学で目にしたのは、想像を完全に裏切る光景だった。
清楚で透明感のある美貌、モデルのようなスタイルを持つ黒髪ロングの美女が、超絶イケメンの男と親密そうに歩いていたのだ。しかも、その女性は「澄恋さん」と呼ばれている。
――写真の芋娘と、今目の前にいる美少女が同一人物だと気づいた瞬間、勘次の思考は完全にフリーズする。
あれほど可愛いのに処女?
しかも隣の男は何者だ? 彼氏ではないのか?
混乱する勘次は、澄恋がイケメンに騙されているのではないか、だからこそ真由は自分に頼んできたのではないかと、都合のいい勘違いを膨らませていく。
妹思いの真由のため、そして何より“あの美女”を手に入れたいという欲望のために、勘次は決意する。
――自分が澄恋に男の素晴らしさを教え、守ってやるのだと。
こうして始まったのは、真実とは大きくズレた思い込みから生まれる、壮大な勘違いの片想い。
処女だと思っていた清楚系美女には秘密があり、完璧に見えた関係性の裏には思わぬ真相が隠されていた――。
欲望と誤解が交錯する中で、勘次の軽い下心は、やがて予想外の感情へと変わっていく。