あらすじ
これは妖精に育てられたあるひとりの|取り替え子《チェンジリング》の少女が、人間として生き直すための物語だ──。
愛しいボクらの彼女。ボクらはキミを、愛している──。
……カンテラの火が、あなたという存在を揺るがす。
白鳥の無垢な羽は、あなたの潔白を証明しているようなものだ。ボクらはそのペン先にインクという名の罪を塗る。決して拭えないその罪は、何を語るのか。
それじゃ、ここからは|吟遊詩人《ストーリーテラー》であるボクのお役目は御免かな。だってこれは――。
|彼女《シルシア》の物語だからね。