あらすじ

古代、かつて倭と称されていた時代。  暴虐たる王と、その統治を是としない反乱を端緒にした戦乱は、見る間に倭の全土へと広がった。混乱に乗じ勃興した周辺諸国の長もまたそれぞれ王と称して日々覇権争いを繰り広げた。  後に言う倭国大乱である。  心優しい少女ヒメは、不毛な戦乱のなかで大陸から逃れてきた者たちと出会い、卑弥呼という小さな国を作る。卑弥呼の民は、収穫の日には皆と笑顔で肩を抱き合って喜び、悲嘆にくれる者がいれば、その手を握って一緒に泣いた。  不毛な戦乱のなかで、王の流す涙が、優しい笑顔が、その不屈の固い信念が、絶望にあった人々の心を少しずつ変えていった。数多の苦難を乗り越え成長した卑弥呼国の下には、やがて諸将が集い、一筋の光として暗黒の世を照らした。  やがてヒメは併合した邪馬台国の女王として即位し、名を卑弥呼に改めた。訪れる平穏で豊かな暮らし。人々は感謝と畏敬の念を込めて、心優しく偉大な王、卑弥呼と邪馬台国の名を決して忘れることなく語り継いだ。

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カクヨム
カクヨム2024/01/25
  • 現在の作品倭国の王 少女卑弥呼