あらすじ
思春期を迎える少年少女。
多感でまだ未熟な彼らの中には、時折、動物混じりの姿になる者がいた。
日本では心霊現象になぞらえて、「ケモノツキ」と呼ばれるその少年少女たちは、人間離れした姿と能力を持つために、差別的な扱いをされることも少なくはなかった。
高校二年生の大上まお(おおかみ まお)もそんなケモノツキの一人だ。
オオカミのケモノツキで、相手を簡単に傷付けてしまうことのできる爪をもっている彼女は「もう二度と」誰かを傷付けないために、あえて他人と距離を置く高校生活を送るように徹していた。
しかし、孤独な日々を過ごすまおに、ただ一人、男子生徒からの告白が絶えないクラスの人気者――宇咲百花(うさき ももは)だけは誰よりも積極的にまおと関わろうとした。
ある日、突然学校に来なくなる百花。
数日後、久々に学校に顔を出した百花は――ウサギのケモノツキになっていた。
偶然ケモノツキという共通点を持ったまおと百花。
これをきっかけに、二人の関係は思いもよらない形で突然一気に縮まって――。
臆病だけど優しいオオカミ娘と明るくてちょっと強引なウサギ娘の青春百合!