あらすじ
小学三年生の美亜には、誰にも言えない秘密があった。
それは、フリルやリボンよりも、クレーン車やショベルカーといった「働く車」が大好きだということ。
「女の子なのに変だよ」——そんな言葉が怖くて、大好きな車がプリントされたパンツを、いつもタンスの奥に隠していた。
けれど、雨続きで洗濯物が乾かなかったある日。どうしても履ける下着がなくなり、美亜は意を決して「ショベルカーのブリーフ」を履いて登校することに。
運悪く訪れた体育の着替えの時間。隠し通せなかった秘密が、クラスメイトの目に触れてしまい……。
これは、自分の「好き」を隠して悩む少女が、優しい先生と出会い、自分らしく笑えるようになるまでの、小さくて大きな勇気の物語。