あらすじ
世界を見たいと願い、各地を歩く冒険者カイ。
肩にクレイモア、腰にクロスボウ。近くも遠くも、自分の判断で戦い生き延びてきた。
森や村、山や小道――場所ごとに現れる敵や危険は異なる。
カイは戦いの中で、敵との距離、自分の踏み込み、環境との間合いを体で覚えていく。
ある森で、一人の影を目にする。
短槍と投げ槍を持つその人物は、言葉少なに距離を操る。
カイは真似ではなく、自分の判断で間合いを作る感覚を学び始める。
戦いを通じて、カイは少しずつ理解する――
距離を制することが、生き延びることにつながることを。
それは武器の使い方でも、踏み込みのタイミングでも、世界との関わり方でもある。
これは、自分の歩幅で世界を生き抜く青年が、距離を知り、間合いを体で覚えていく物語。