あらすじ
2020年初春、コロナ禍に突入した日本。
パンデミックと製薬会社の株価を利用して、四十億円を稼ぐ犯行計画が練られる。
犯罪グループの名は「ホロウ」。指揮官のA:アルダー、調整役のB:バーチ、世論担当のC:ヒノキ、唯一の女性D:ダリア。彼らの掟は――「法は破らない」「表には出ない」こと。
今回のターゲットは、新宿の弱小製薬企業「リラ株式会社」。コロナのワクチン開発を手掛けさせ、医療ブローカー(筑紫・野中)を動かし、株価高騰と売り抜きを目論む。
一方、リラの取締役五名(弓場・畑・水口・及川・綾瀬)の私生活に、それぞれ違う女性が現れる。五人のうち誰かがD:ダリアであり、会社情報が抜き取られていた。
当初株価100円の企業価値は跳ね上がり、ホロウの筋書は誰にも悟られず、計画は成功したかのように見えた――
★この物語はフィクションです。登場する人物名、地名、名称等は現実のものとは関係ありません。