あらすじ
アウロリア王国で花と生きる花術士ルシアは、恋よりも仕事を愛する女性。
感情を映す花を操り、王国の祝典と精神の安定を支える彼女は、自分が乙女ゲームの主人公であることも、恋を選ぶ運命にあることも拒んできた。
しかし、22歳の誕生日を迎えた彼女に、花の妖精が告げたのは「恋のお相手を選んでください」という残酷で甘い宣告。
ランダムに選ばれた相手は、誠実で不器用な王国騎士団副団長・カイル。
剣で守る男と、花で癒す女。
交わるはずのなかった二人の距離は、仕事と使命、そして小さな優しさによって少しずつ近づいていく。
恋を知らない花術士が、守られることで初めて知る“愛”の物語。
これは、花と騎士が紡ぐ、静かで確かな溺愛ロマンスファンタジー。