あらすじ

王太子アレクシスの態度は露骨な拒絶ではなかったが、 会談の延期と「いずれ話そう」という言葉だけが積み重なっていった。 伯爵令嬢エリシアは、その曖昧さを感情ではなく事実として整理する。 期限の示されない関係は、すでに契約として破綻している。 そう判断した彼女は、対立や直談判を避け、 正式な婚約解消の書類を整え、王宮事務局へ提出した。 後日、王太子は「自分の判断で婚約を解消するつもりだった」と公言するが、 手続きはすでに完了しており、制度上の事実がすべてを覆す。 冷静な判断と行動を評価されたエリシアは、 新たな公的役割と対等な縁を得て、 「待たされる人生」から自ら選ぶ立場へと歩み出す。

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小説を読もう2025/12/17
  • 現在の作品婚約解消の書類は、すでに提出済みです