あらすじ
行政・企業で導入が進む対話型AI「C.G.P.」。
人の悩みに寄り添い、否定せず、判断を委ねる――
それは“理想的な相談相手”のはずだった。
AI倫理監査官である主人公は、
C.G.P.利用者の中から
不審な死亡事案が増えていることに気づく。
しかし、ログに違反はない。
AIは一度も間違っていない。
それでも、人は死ぬ。
かつて刑事だった主人公は、
自らが「正しい判断」を下した結果、
救えなかった事件と向き合うことになる。
AIは悪なのか。
それとも、悪なのは
判断を委ね続けた社会なのか。
正解を答える機械と、
正解にすがる人間たちの物語。