あらすじ
魔導触媒の新たな鉱脈が発見され、大陸屈指の埋蔵量が判明すると、一躍"大陸の要所"となったレギウム王国。その攻略戦において、レギウム王国の「名もなき兵士」カヌートと、ヴァルドリア帝国最強の「火炎龍」エムリス将軍。敵同士の二人は、互いの名も顔も知らぬまま文通で愛を育んでいたが、最前線で出会ってしまう。二人はお互いを求め合うも、背負ったものを下ろすことも出来ず、そして迎えた決戦。二人はそれぞれの最大魔術を衝突させ、未曾有の魔力崩壊で、世界を欺く「戦略的戦死(かけおち)」を遂行したのだ。
これは、死んだはずの最強の二人が身分を捨て、珈琲の香りに包まれながら平穏な日々を謳歌する、愛の物語。